カテゴリ:Japanese Bisque Doll( 5 )

ねねちゃん3号





f0330978_11310468.jpg



f0330978_11303630.jpg
































































ねねちゃん3号は、FY社製特有の(FYのヘッドマークあり)ほれぼれするほど綺麗な肌の色で、柔らかい表情は近所で遊んで居そうな「日本の子」そのものです。「3号ちゃーん。晩ご飯だから帰ってらっしゃーい」って夕方に呼びたいぐらい(笑)。ご飯、お味噌汁、焼き魚、おひたし、お漬物の晩御飯。ちゃぶ台にきちんとお座り出来る3号ちゃんは、絶対優しくて素直な子です(涙目)おーっと。。。古き良き昭和に浸ってしまいそうですが、それが和ビスクの持つ魅力です。

f0330978_12391256.jpg

f0330978_12402677.jpg
f0330978_17043937.jpg

この子も1号2号ちゃん同様アメリカから帰って来ましたが、ほぼ一世紀ぶりに故郷に帰り、洋服一式も作ってもらってほっとしている。。。と思っているのは持ち主&ドレス製作者の私だけか(大笑)。特別な思いを持ってこの子を作りアメリカに送り出した人達の会社(FY)は、今はもうありませんし、作った人たちさえはっきりわかる記録が無く、まだ明らかになっていません。でも一世紀近くを「生き延び」て、私たちに様々な事を考えさせてくれる魅力を持ったお人形です。いつか埋もれた記録が出て来るかもしれませんが、「一世を風靡した」ほどのパワーがあったメーカーではなかったはずなので、世間の注目を浴びる事もないでしょう。そのほうがこの子達にふさわしい。

f0330978_17040341.jpg

f0330978_11301555.jpg




[PR]
by jeweleyes1984 | 2017-05-19 10:07 | Japanese Bisque Doll | Trackback

ちいさな「彦ちゃん」




f0330978_14172790.jpg


f0330978_16072715.jpg
f0330978_15334549.jpg
   2016年春休みの課題 帽子・ニット半ズボン・カーディガン・靴・靴下を作りました・


手のひらサイズの「彦ちゃん」です。ヘッドマークはありませんが、彦ちゃんの特徴を全て持っています。外国へのお土産用に、ステッカーを貼られて販売されたのかもしれません。長い間(見向きもされず・笑)しまわれていたのか、100年経った今も、出来たばかりのように綺麗です。

内藤ルネさんが、彦根の骨董屋さんで見つけたので名付けた「彦ちゃん」。和ビスクが好きな人達の間で、超「有名な子」となってしまいました。

f0330978_15331971.jpg

外国の本では、写真はたしかに「彦ちゃん」ですが、ヘッドマークがBHS-59と記載されています。本当なんでしょうか?こんなヘッドマーク見た事ありませんけど。FYマークのお人形の記録は今のところ無く、どんなメーカーだったかも良く分らず、ひっそりと和人形好きに可愛がられています。

f0330978_15372334.jpg

日本の子ですから当然着物。簡単仕立てですがオリジナルだと思います。絞りの三尺は私からプレゼント。あと、アメリカのアンティークなのにこの子にぴったりのパッチワークのドールキルトも。


f0330978_15323176.jpg
                    寝てますよー
                               
f0330978_10544343.jpg
                      
手乗り「彦ちゃん」








[PR]
by jeweleyes1984 | 2016-03-31 10:56 | Japanese Bisque Doll | Trackback

フレーベル館のお人形



f0330978_16533341.jpgf0330978_16541563.jpgf0330978_16531305.jpg




























































































Tokyo Froebel-Kan A11というヘッドマークの和製ビスクドールです。FY社製のビスクより、さらに完成度が高いと思っています。フレーベル館の創始者で、人形研究家でもあった高市次郎と、モリムラ(ノリタケの前身)が共同で作り上げたビスク。。。と、はっきり言えればいいのですが、それを示す資料が今のところありません。ただ、高市次郎は、代々木に工場を作り、ドイツ式グラスアイの製造で専売特許を取り、眠り人形の製造方法を完成した」とあります(参考:http://www.cul-spo.or.jp/matsu_bunkyo/006sonota/saijiki/pdf/8.pdf

フレーベル館、モリムラ、FYのマークがついたビスクドールの中に、共通の特徴を持つものが存在していることだけは確かです。

f0330978_16535321.jpg
f0330978_16525332.jpg
ドレスは着物地で作り、帽子、靴、靴下も作りました。もともとは、「お約束」の中国服でしたが、あまりにも粗末で素人の手作り風。帽子だけは、素晴らしいアンティークのものを被っていました。その帽子と、洋服の質のバランスが全くとれていないものでした。さて。。。もともとの、とほほの洋服、どうしたんだっけ?(笑)人形愛好家に後ろ指刺されそうです。
f0330978_17192804.jpg


[PR]
by jeweleyes1984 | 2016-03-25 17:05 | Japanese Bisque Doll | Trackback

もうひとりのねねちゃん




f0330978_15281660.jpg

FYの「ねねちゃん」タイプがもう一人います。大型で、存在感あります(笑)。とても色白でビスクの質も上々。ヘッドマークはFYとN。薄い手彫りのマークなので、Mのようにも見えます。謎に包まれたメーカーですから情報がありません。

f0330978_15272924.jpg
ドレスと、カーディガン、帽子、ブローチ、靴下を作りました。靴はヴィンテージのもの。。。だったような。
f0330978_15291623.jpg

f0330978_15284046.jpg
f0330978_15275121.jpg


[PR]
by jeweleyes1984 | 2016-03-23 20:55 | Japanese Bisque Doll | Trackback

和ビスクドールの魅力





     14年前うちに来た FYーNマークの子 「ねねちゃん」タイプです
f0330978_12191404.jpg

「アンティークビスクドール」と言えば、ヨーロッパ(フランス・ドイツ)産が主ですが、日本も外貨獲得の為本場ドイツのものを真似て、アメリカへ沢山輸出しました。第一次大戦直後、ドイツの人形産業の衰退~第二次大戦前までが最も盛んだったようです。ただ代表格のモリムラ社でも1915年から僅か7年間の生産だったのは、壊れやすいビスクドールそのものの需要が当時すでに無くなって来た時代でもあったからでしょう。今では100年ほど前に日本が作った「和製ビスクドール」の名残りを、外国のサイトやオークションで目にする機会があります。
f0330978_12163925.jpg
日本製ビスクドールの中でも、特に完成度が高いグループがあります。外国のものを模倣して「外国の子」を作ったタイプではなく、「アジアの顔」で勝負しているものです。ヘッドマークは上記のモリムラ(MB)であったり、FYであったり、はたまた絵本で有名なTokyo Froebel-Kan(フレーベル館)のマークがついたものまでバラバラで、一体どうなってるの?と不思議なのですが、お顔に特徴があります。皆思いっきり(笑)「日本の子」の顔をしているのです。ただし、フレーベル館のヘッドマークのものは、サクラビスクでもよくある不思議な中国服を着せられている事がほとんどなので、いわゆる「オリエンタル趣味」にターゲットを絞っていたのではないでしょうか。シモン&ハルビックも、「オリエンタル」というタイプを作りましたが、どこか濃い顔立ちで、私達には違和感があります。日本製ものは、あくまでも自然な表情の「日本の子」。そこが驚きで、私達お人形好きを魅了するわけです。
f0330978_12174129.jpg
        ドレス・帽子・靴下・サフィレットとパールのブローチを作りました

かなり前から、そんな日本製のオリエンタルビスクは秘かなブーム。有名な例では、内藤ルネさんが見出した「彦ちゃん人形」と、誰が付けたかその女の子バージョンの「ねねちゃん人形」。私は、「彦ちゃん人形」や「ねねちゃん人形」の名前を知る遥か前に、このタイプに引き寄せられて、2人手にいれています。つまり、ブームより何より、この和製ビスクの魅力が強力っていうことなのです。完全に日本顔で、作りがとにかく丁寧。でもこれと言ってインパクトの無い、市松人形に似た雰囲気なので、アメリカでブームになったとは思えません。現存する数の少なさが、その証拠ではないでしょうか。輸出はしてみたものの、売れない。そしてビスク時代も終わり、大恐慌さらに戦争が迫る。もう、人形どころではありません。アメリカで、この子はそれを生き抜いたんですねー。
f0330978_12381343.jpg

FY社製のビスクは、「彦ちゃん」タイプでなくても、もとから肌の質感が優れている。。。と感じていました。そして、彦ちゃんタイプの子達は、外国製のビスクとも違う、良く出回っている日本製のビスクとも違う、サクラビスクとも違うとても不思議な魅力に満ちているのです。「フレーベル館」の創立者でもあり、人形の研究家でもあった高市次郎が、苦心の末にガラスの眠り目で特許を取ったという記述が会社の歴史資料にありました。「フレーベル館」「モリムラ」そして「FY」の3社の関係は今のところ不明なのですが、同じ特徴を持ったお人形に、この3つの名前がヘッドマークとして使い分けられていることから、お互い協力関係にあったと考えるのが自然です。こだわりを持った人達によって、ごく短期間だけ作られた、完成度の高い国産のビスクドールです。


f0330978_15235333.jpg

f0330978_12184265.jpg

[PR]
by jeweleyes1984 | 2016-03-22 12:38 | Japanese Bisque Doll | Trackback


◆◇◆アンティーク素材の「救済」に日々奮闘中◆◇◆朽ちかけた布・レース・素材に新たな活躍の場と輝きを!


by jeweleyes1984

画像一覧

Link

カテゴリ

全体
Sewing・Knitting
Sewing Box
Antique Dolls
Japanese Bisque Doll
Antique Jewelry
Christmas Tree
Antique Bears
Doll Dress
Antique Lace
Miniatures
Picture Frames
Flowers
Jewelry Box
Room Renovation
Antiques
Glee
Miscellaneous

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月

最新の記事

掘ってみました
at 2017-05-24 09:16
に、似合う。。。
at 2017-05-23 10:40
バラがね~。。。
at 2017-05-22 05:38
初夏にクリスマス
at 2017-05-21 09:36
ねねちゃん3号
at 2017-05-19 10:07
棚から牡丹餅ふたたび
at 2017-05-17 15:28
今頃春休みの課題
at 2017-05-15 13:04
リクエスト
at 2017-05-12 13:29
これが我が家の雛毛氈
at 2017-05-10 09:17
Somebody Loves..
at 2017-05-09 00:32
Don't Dream It..
at 2017-05-08 10:48
Somewhere Only..
at 2017-05-07 11:08
どちら様?
at 2017-05-05 09:52
フォトジェニック~♪
at 2017-05-03 12:55
二度目の花見
at 2017-05-01 20:33
ムスカリ水栽培
at 2017-04-30 12:52
初チューリップ
at 2017-04-29 08:37
おうちで花見(笑)
at 2017-04-28 00:16
孤独な旅人
at 2017-04-27 10:19
鉄瓶を育てる
at 2017-04-25 11:55

検索

タグ

画像一覧

ブログジャンル

日々の出来事
ハンドメイド

ライフログ


私のお針箱―しあわせな針仕事のパートナー キルト作家27人のお針道具集


Immortal Wishes: Labor and Transcendence on a Japanese Sacred Mountain


Downton Abbey [DVD] [Import]


A Little Princess


The World of Downton Abbey


藤田嗣治手しごとの家 (集英社新書ヴィジュアル版)


HOBBIT: UNEXPECTED JOURNEY / BATTLE


The Paradise [DVD] [Import]


Mr. Selfridge


藤田嗣治画文集 「猫の本」


X-ファイル セブン DVD-BOX


X-ファイル:真実を求めて(ディレクターズ・カット) [DVD]


X-ファイル ザ・ムービー (劇場版) スペシャル・エディション [DVD]


切り裂きジャック 127年目の真実


VINTAGE HOME 2 ビンテージハウスで楽しむスタイルのある暮らし2


The Enchanted Places (Bello)


Mr. Holmes [DVD] [Region 2] (English audio) by Ian McKellen


邸宅美術館の誘惑


西洋絵画の巨匠 ファン・エイク


縄文美術館


ちりめんの押絵とつり雛とてまり (弓岡勝美の手芸図鑑)


むかしぎれ手芸


Glee: Complete Fourth Season [Blu-ray] [Import]

ブログパーツ