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曲が伝えるもの




Gleeをシーズン3まで見て、その後主役のCory Monteithの、薬物依存が原因とみられる突然の死で、あとのシーズンを見る気持ちが起きないまま2年近く経ってしまっていました。でも、全編通じて部員たちの地区大会や全国大会での「一生懸命」なパフォーマンスがとにかく好きなので、最後がどうなるのかを結局見届ける事に。全121話の後半を一気に見ました。Finnが亡くなる少し前から見始めて、最終話まで。彼の声が断トツに好きで、他の共演者たちも皆素晴らしいのに、何故彼が特別なのか?と訊かれても理由が分からないので困ります。美空ひばりの声は科学的にほかの誰にも真似できない、特別に訴えるものがあるらしいんですけど、それと関係あるかも。単に声が良いだけの人はいくらでもいますから、誰にも真似できない特別心に響くものがあるような気がします。そう感じるのはわたしだけかも。。。ですが。

そして60話ほどの中で、一日中繰り返して聞いても飽きない良い1曲に出会えました。地方大会で歌われた「シャンデリア」という曲です。最初歌詞を良く見ずに、曲に「一目ぼれ」。


Siaの声もいいんですが、この二人Madison とKittyも味わいある歌い方と声で大好きです。若さがかえってこの曲の内容には切ないかも。。。


この中でふざけた様に踊っている子がいます。見た時、シリアスな曲調と雰囲気が合わず意味不明でした(笑)。そしてこの曲がSia という歌手によって歌われている事を知り、You Tubeで彼女のプロモーションビデオを見て初めてこの歌と、この子(実は McKinley Highのグリークラブの最年少団員のMyron)のめちゃくちゃなダンスのつながりがわかりました。Myronは鼻持ちならない大金持ちの超生意気な中学生御曹司なので、この踊りもぴったりなんですけどね(笑)Gucciのジャケット着て上級生の女の子にチップあげたりするような子(笑)





これがオーストラリア出身のシンガーソングライター Siaのオリジナルです。ここで踊っているのはSiaの分身のような12歳のマディ・ジーグラー。曲と狂おしいまでのダンスとの相乗効果で、世界で再生回数「5億」を超える人気ぶり。Gleeのバージョンで、Myron はこのダンサーに扮していたわけです。笑えるほどそっくりでしたね。

この曲にはそれだけ沢山の人が惹かれているわけですが、曲が素晴らしいのはもちろん、歌詞が切なくてたまりません。自己肯定と否定のぎりぎりのところで、生き辛さを華やかな夜とアルコールで紛らわせようとする女性の空虚さ、哀しさを歌っているのですが、Sia自身アルコール依存症に苦しんでそこから這い上がって出来上がった曲ですから「シャンデリアから揺れる※」というフレーズに「死」を連想する人もいます。でもぎりぎりのところで「生きようとする力」を感じさせてくれる詞です。彼女はテレビ出演しても顔を見せずに歌うという不思議な歌手ですが、奇をてらって曲を売るため話題作りをしているとは全く感じなく、逆に聞きほれてしまう魅力と内容を持った曲です。良い曲と詞でまっすぐに心に届く曲。

※。。。chandelier swinging とは「ワイルドパーティ」(なんでもありのパーティ)のこと

*+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+*


Chandelier

パーティガール達は傷つかない    
何も感じることが出来ない いつになったら私は分かるのだろう
私はそれをむりやり飲み込む 飲み込む

私は「都合の良い」女
誘いの電話が鳴る ドアベルが鳴る
私は愛を感じる 感じる

1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで          
1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで          
1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで           

何杯飲んだか忘れるまで飲む

私はシャンデリアから下がり揺れよう シャンデリアから
(狂ったようなパーティに行こう)
私は明日なんて存在しないように生きよう
明日なんか存在しないように
私は夜を 鳥のように飛んで行こう
私の涙が 乾いていくのを感じながら
私はシャンデリアから下がり揺れよう シャンデリアから
(狂ったようなパーティに行こう)

でも私はこの愛しい「命」にしがみ付く
下は見ない 目は開けない
朝の光が差すまでグラスを満たし続ける
だって私はただ今夜を持ちこたえたいから
助けて 私は命に必死にしがみ付いている
下は見ない 目は開けない
朝の光が差すまでグラスを満たし続ける
だって私はただ今夜を持ちこたえたいから


陽が昇り 私は混乱してる
ここから出なきゃ ここから逃げなきゃ
後悔が襲ってくる 後悔が

1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで           
1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで           
1, 2, 3, 1, 2, 3  飲んで           

何杯飲んだか忘れるまで飲む


だって私はただ今夜を持ちこたえたいから
ああ、私はただ今夜を持ちこたえたい
今夜を
今夜を

*+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+*


亡くなったCory Monteithは麻薬中毒でありながらそれを多くの人に知られる事なく芸能活動をしていたわけですが、役柄のいかにも「好青年」という風貌とのギャップに、ショックを受けた人も多いでしょう。入院しても薬物を断つ事が出来ませんでした。家庭の事情から中学を中退、高校も行けず、様々な職を転々としたそうですが、その道筋で薬物に頼る事になったのかもしれません。成功したことがさらにプレッシャーになったかも知れず、生い立ちを考えると「成功必ずしもハッピーエンドに非ず」だったのかな。。。と。治療のため番組から少し降りて入院し、退院して3か月後、故郷カナダのホテルの部屋でヘロインとアルコールの混合薬物中毒で亡くなっているところを発見されました。31歳でした。自己肯定感を持てなかったのでしょうか。とても寂しく不憫に思いました。歌とドラムは上手いけど、ダンスは下手だったね(涙)。

作曲者のSiaは、自身がアルコール中毒・薬物中毒・鬱病と戦っているとき、自殺を考えて遺書も書いたと告白しています。極端にシャイな性格のため、有名になることが逆にプレッシャーになり、コンサートの前にアルコールに頼ってしまったり、ボーイフレンドが事故で死亡したことで脆い精神状態がさらに深刻化したようです。同じ薬物中毒で最愛の人を亡くしたGleeの主役Lea Michele(ドラマの中でも実生活でもCoryの恋人)とSiaはお互いに心を通わせている間柄で、楽曲も提供しています。上のGleeのシーンで踊るMylonを見てLeaが笑っていますが、この時にはLeaの為にも薬物を断とうとしていたCoryをすでに亡くしているわけで、深い縁を感じさせる曲です。



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もう映像の中でしか会えなくなりました






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by jeweleyes1984 | 2017-02-26 00:55 | Glee | Trackback

Gros point de Venice




これはgros point de veniceを「彫刻した」cravat(男性の襟飾り)です。天才彫刻家Grinling Gibbons の作品。如何にこのレースが高価なものだったかを09:45あたりで説明しています。V&Aミュージアムの収蔵品。実際のアンティークのgros pointも彫刻のように重厚で、もはや芸術作品といえるものです





化学的に処理して大量生産された現代のレースと、全て手で編まれたアンティークのもの。差はハサミを入れる時の「抵抗感」か?アンティークハンドメイドのものは切るのがそうとう難しい

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以前アンティークレースに関して、ヴェネチアングロポイントというタイプのニードルレースが、フランスルイ14世(1638-1715)時代に貴族の間で大流行し皆競って買ったため、国の財政を圧迫するほどまでになった。。。と書きました。お金がどんどんイタリアに流れたということでしょうか。たかがレースが(笑)それほど人の心を掴んだということです。当時は女性用ではなく、男性が、今の「ネクタイ」のようなかざり( cravat )や、ケープのような襟として使っていたようです。

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皆競って買ったというそのレースがこれです。これは17世紀ほど古いものでは無いはずですが、その技法がしばらく続いていて制作していた頃のものかもしれません。ネットではこの様なレースに「19-20世紀になってから、アンティークパターンを復刻したもの(’セカンド’と呼ばれるらしい)」のような説明がついていたりします。機械で織る事が出来るタイプのレースでは無く、模様が複雑すぎて、値段・需要・手間のどれをとっても20世紀に入ると採算が取れなくなっていたでしょう。ただ最近ではこの複雑なパターンに似た中国製のレースが出てきました。「驚愕のレース技法」で簡単につくれるようになったみたいです。近くで見れば違いは歴然ですけど、遠目にはこれがなかなか素敵なので困ります(笑)。私もドレスを作りましたけど。そしてこれもね。
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このレースの説明として「象牙のように見えるように作られた」とあり、納得です。わたしのものは極細の糸ですが、もっと太い糸で作られたアンティークのものは、その3D加減がレースであること忘れてしまいそうで、胸倉掴まれます(笑)。「柔らかさ」より、漆喰の浮き彫りか白磁の様。上のYou Tube の説明の中でも「もとの所有者のWalpole伯爵がパーティでこれ(木製・笑)を身に着けて来客を騙した」というエピソードを紹介していますが、厚みのあるダイナミックなレースは圧倒的な迫力で、レースの概念ふっとびますよ(笑)。様々な技法・種類のレースがある中で、私はこれが断トツ一番好きです。
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1cmX1cmを「刺す・編む」のに数時間かかかるみたい。。。私向きではないです(笑)

「レースと彫刻」と言えば、実在する教会(城)を描いた小さなレース作品を持っていた事を思い出しました。下のバラの花の部分が立体的にステッチされていて、レースではなく漆喰か象牙彫刻のように見えるものです。花びらにぎっしり糸が渡っていて、しかもそれにコテのようなものを当てて、微妙にカーブさせてあります。そのため、「糸で編んだ」というより、「彫った」感じに見えるわけです。ニードルレースという大きな範疇には入るのでしょうが、その種類の見分け方はさっぱりわかりません。ただ直感で「好き・嫌い」がはっきりわかるのでそれで十分ですけど(笑)。
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この葉書サイズのレース作品には Arbon on Lake Constance Mrs Buner home Church & Castle Her sister married man who owned castle Mr Stoffel と書かれてあります。編まれた塔のある建物は、西暦720年に初めて歴史に名が出て来るスイスにある古い城のようです。現在はこの建物は博物館になっているそうですが、たしかに1822年にはStoffel家(シルクリボンを織る会社)がこの城に移り住み、1907年まで所有していたという記録がWikipediaにあります。Bunerさんの妹がその所有者と結婚してここに住んだという事でしょうね。で、誰がこの作品を作ったの?





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by jeweleyes1984 | 2017-02-21 23:00 | Antique Lace | Trackback

Made in Chinaの再会




         もともとのヒスイ色のイヤリングにもあってるし~♪
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いつも時計や指輪の修理の相談に行くおじさんのところで、蝶の形をした極小のヒスイのペンダントトップを見つけました。オリエンタルミニョネットにピッタリだと思い、ネックレスを作ってあげました。サイズが。。。というより、この子のドレスもこのヒスイのパーツも中国で作られたものですから(確信あり)、一緒だと嬉しいかなーと思って。遠く離れた時代と場所で、Made in Chinaが出会ったわけです。枠は、当時のヒスイジュエリーに良く使われた銀製です。おじさんは歴史は知らなくても、枠が「銀」だということを強調してましたけど(笑)、それ分かってましたから(笑)

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ドイツでオリエンタル趣味のキャラクタードールが作られたのが1900年ごろ、このヒスイのペンダントトップはそれよりさらに時代がさかのぼり、1800年代だと思います。彫ったヒスイを指輪やネックレスなどに加工したものをネット上で目にしますが、本来宮廷の貴人のドレスに縫い付けられていたもののようです。ですから、糸で留めつけられるよう透かし彫りになっているらしい。これは蝶の形をしていて、小さいのでネックレスやイヤリング用だったのかも。なぜこれが弘前の時計屋さんの雑貨の中に「転がっていた」のか不思議ですが、歴史を知っているわたしとしてはなかなか「興味深い」出会いでした。「はるばる良く来たね~」。。。という感じ。このミニョネットのドレスがこれまたいかにも中国製。今とは比べ物にならない安い労働力で作られたもののはずで、こんな小さい人形のこんな手の込んだ刺繍のドレスを、暴動も起こさず黙って作るのは当時の彼らしかいなかったでしょう。アジア人は「搾取」されていましたよね、確実に。


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by jeweleyes1984 | 2017-02-20 16:58 | Antique Doll | Trackback

溶けかかっていても




死蔵中(笑)だったヴィンテージの紺のベルベットリボン。びっくりの働きぶりで見直しましたよ
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人形用の帽子を作ったり、ヴィンテージ・アンティークのベビー用を人形用として作りかえるのが楽しいのですが、古いものほど傷みがあります。特に繻子(サテン)のシルクリボン。飾り用はまだしも、顎のところは何度も結んだり、解いたりするのでボロボロと言ってもいい程傷んでいることが多い。この古い帽子は、もうハラハラとこぼれそうなほどシルクリボンが「溶けかかって」いました。それでも古いもののほうが魅力がありますから、リボンの形ではもう無く千切れまくり(大笑)なのに、我慢して10年以上も人形用に使っていました。

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そして、ついにもう結べないほど限界が来ましたので懐かしい「glee」のDVDを見ながら補修しました(Cory Monteithの死後辛くて見れなかったものです。でも素晴らしくて元気出た!)。アンティークリボンはなかなかぴったりのものが見つかりませんし、見つかったとしても驚くほど高価なので、片付けた素材のなかからヴィンテージのベルベットリボンを探し出しました。ベルベットも、アンティークのものとヴィンテージのものでは柔らかさ、色合いが違いますから、合わないかな?と思いましたが、気抜けする程の結果でした。結ぶのにお手上げだった「千切れまくり」のほうは、さすがに捨てました。

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素材のモヘアはとても面白いのですが、飾りは全くなかったプレーンな帽子でしたので、ヴィンテージやアンティークの花・素材で飾りました。ここでも大好物のパンジーの花。ヴィンテージです。戦前~戦後にかけて流行したものだと思いますが、日本製やチェコ製が多い。どちらの国の物も作りがとにかく素晴らしく、魅力的です。トップの紫の溶けかかったアンティークのシルクリボンは「思い出(笑)」として残したものです(笑)。すでに限界を超えているので今後どんどん溶けていき、最後にはハラハラと散って行く運命です。かっちり織られたシルクは数百年でも持ちますが、サテンなどの柔らかいものは難しい。

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大好きな紺と黄の組み合わせ。りぼんが丈夫になったので心置きなく結んだり解いたりできます









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by jeweleyes1984 | 2017-02-17 13:21 | Doll Dress | Trackback

いい調子です





        「棚からぼたもち」のアンティークレースでドレス出来た~♪
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ヴィンテージのベルベットパンジーが大好物です


外国から荷物を受け取った時、再利用できるパッキング材料は保存しておきます。でもこれもある程度までで、時々整理が必要になります。先日使えるものを探していたら、そのパッキング材料の中から巻かれたレースが3つ出て来ました。「はぁ?」一瞬わけわからず(笑)。プレゼントだったものか?いくら「適当」なわたしでも、これはありえない状況です。「また材料増えちゃった」ですが、なかなか素敵なアンティークレースだったので、気を取り直して「材料減らし」をすることにしました。

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先日ミニョネットにハンカチで作ってあげた下着を見ていて、まあ下着だからいいんですけど、いまひとつ納得がいかず引っかかるわけです。見なければいいのにね(笑)。これだって一枚のヴィンテージハンカチのレース部分を惜しげもなく切って作ったので、決して「悪いお品」ではありませんのよ(笑)。そこで結局、「レースの上にレースのジレンマ」作業となりました。もう頭を切り替えて、「それが正しい」と考える事にしました。下になってしまうのがどんなに素敵なアンティークレースでも、ほんの少し透けて見えたり、数ミリ見えるだけでレースオンレースは魅力的なのだ(念仏)と思う事にしました。これでたぶん、今後アンティークレースがかなり消化出来そうです。

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     靴・帽子はこのガラスケース入れましたが蓋が閉まりません。困ったね(笑)

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この調子でどんどんドレスふやしましょうね~♪がんばれわたし(笑)
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by jeweleyes1984 | 2017-02-13 14:13 | Doll Dress | Trackback

帽子・ドレス出来ました





              巨大ボタンがアクセントです(笑)
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だらだら(笑)やっていても、手を休めなければ何とかなるものです。和ビスクの子のドレス・帽子が出来ました。靴はまだやる気なーし。春休みかな?今まではアンティークのクロシェレースを使って作ったドレスを着ていましたが寒そうなので、その上に着られるニットのコートを作りました。合わせて帽子も。これで暖か。。。えーと、この帽子はきっとスースーします(笑)
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ボタンが縮尺無視で巨大。でもこの変なバランスも好きだったりします。いえ、ボタンは売るほどあるんです(笑)。極小のもの~普通サイズまで。アンティークのものも一杯。でも、これが使いたかったという変なひとです。よくこの変なバランスをぬいぐるみのドレスに使います。ぬいぐるみはボタンが小さすぎると逆にかわいらしくありません。どうしてかなー。理由は良くわかりませんが、性格上(笑)あまり「きっちり」が好きでは無いんだと思います。ドールハウスも「縮尺無視」系が好きですし。

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by jeweleyes1984 | 2017-02-11 01:31 | Doll Dress | Trackback

最強の「脇役」登場





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雛人形は年中飾っていますから、3月が近づいたからといって別に雛段をセットしてあれこれ準備するということはありません。一年中「雛祭り」というのが好きです(笑)。でも今年は、ずっと欲しかった理想的な雛屏風を手に入れる事が出来たので俄然「景色」が変わりました。脇役恐るべし(笑)。少し大型なので、この屏風はきちんと仕舞って、これから毎年桃の節句の度に出して人形と一緒に愛でる事にします。特別な物が持つ「力」ってすごいねー。物との出会いに感謝したい。出会い過ぎか?(笑)
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仕舞っていた「立ち雛」も初めて飾りました。飾ってみて、その魅力的な色合いを再認識。小さいながら存在感大で、ますます好きになりました。端切れで作った敷物もお人形にぴったりで嬉しい

以前これよりやや小ぶりのアンティークの雛屏風を手に入れましたが、本当の意味で満足はしていませんでした。ただガラスケースの中に入れるサイズとしてはその時点で、これ以外無い。。。という選択でしたので、後悔はありません。つまり、「これはこれで良い」というレベルのもの。でも、脳内にはずっと色合い、絵柄、大きさの「理想形」がありました。骨董市のようなところに頻繁に行ければ出会いのチャンスはあるのでしょうが、ネットで探してもそう簡単には出会えません。たいてい素晴らしいものは普通の大きさの屏風で、お値段も桁違い。人形用は本当に少ない。家にある雛人形は。娘のものもアンティークのものも大型なので、屏風とのバランスが難しく、小さすぎてもだめ、大きすぎるともっとだめ。時々オークションを見ては、メジャーを手にして「う~ん。。。だめかー」が、ここ数年の状態。

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サイズが良くても、絵柄と色彩が良くないとこれまた気に入りません。絵柄はぜひとも目出度い「桃」または「桜」と鶴。サイズだけでも大変なのに、絵にまで注文が付くわけで、しかも地方に住んでいて、自分で探しに歩けない。でもあきらめちゃだめですよ。根気・根性があれば、物があふれている現代(大笑)、出会いはあります。
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屏風の後ろに飾ったのは、実家の紋(三つ柏)のついた黒の打掛。貝桶の目出度い柄です。着物のままではディスプレイしにくいので、これはいったんほどいて紅絹で裏打ちし、雛祭り用の飾り幕に作りかえようと思います。ディスプレイの方針も決まり、今後もう雛屏風で悩む事も無く、やっと落ち着きました。どの人形も好きですが、古い雛人形は格別。


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二階から一階に降りて来た二人。雛まつりが終わったらまた戻りますが、初めてこうして並ぶと姉弟みたいでかわいい。お雛様と一緒に市松も飾るのもすてきだー。きちんと雛まつりらしく飾ろうという気が起きたのも、この最強屏風が来たおかげです。最強の縮緬細工の本も2冊あることですし、あきらめかけた「一週間に一個」の吊るし飾り作りも始めるかもしれません(笑)





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by jeweleyes1984 | 2017-02-08 13:59 | Antiques | Trackback

三人官女(1863年)




       市立博物館に同じセットがあります。文久三年(1863年)だそうです
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お雛様に三人官女はつきものですが(笑)、この人たちは単なるお手伝いさんではありません。教養の高いキャリアウーマンで、親王と親王妃のお世話係ですから誰にでも務まるわけでは無く、お姫様が嫁ぐ時実家からついてきた人たちだそうです。

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眉無し・お歯黒の方
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若々しい未婚の方


この三人、二人は未婚、一人は既婚ということをご存じでしたか?上の画像では中央の方がお歯黒で眉を剃っていますから「既婚」です。あとの二人はきれいな白い歯を見せて笑っておりますので「未婚」です。着物の袖の長さも違いますね。それぞれ「提」「三方」「長柄の銚子」を持ち、親王と親王妃にお酒をさしあげるんでしょうねー。。。って、自分たちが飲みそうな雰囲気ですけど。うちの三人官女は手ぶら(大笑)で何ももっていませんから、職務怠慢、やる気なし。でも、着物は小さいこの方たちに合わせたサイズの鶴・松・亀甲模様が織り出されているという、とても凝ったものです。弘前市立博物館に着物の柄がほんの少し違うだけの同じ三人がいて、文久三年(1863)と説明がありました。私のもののほうが状態はずっと良いですが、博物館のものは「持ち物」を持っていました。ちょっとだけうらやましいかも(笑)。弘前の骨董屋さんで昔手にいれましたが、全部セットだったら壮観だったでしょうねー。涎出てますけど、残念ですがこの3人だけです。でもいい味出していて大好きです。

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by jeweleyes1984 | 2017-02-07 22:25 | Antique Doll | Trackback

びみょ~な「吊るし飾り」



 

今年やっとのことで、この理想の雛屏風を手に入れました。「屏風ストーリー」はのちほど
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吊るし飾り、または吊るし雛はとても魅力があります。特に古い縮緬で作ったものなどあまりに素敵で、すぐにも作りたい、しかも自分でも作れるのではないかと錯覚してしまうほど一見簡単そう(笑)。自信過剰ぎみのわたくしです。でもこれが曲者。とんでもなく上質の材料と根気が要ります。本は弓岡勝美氏のものと桑原美絵さんのものを持っていますが、この2冊とも「完璧」と言えるほどセンスがよく、本を眺めているだけで唸ります。だから作るか?というとそうでもない(大笑)。作ったのは桜の袋ものを、吊るし飾りだから袋部分いらな~い。。。という事で手順大幅割愛のもの一つだけ(笑)。妄想では、一週間に一つでも丁寧に作れば年間50個ほど作品完成。何年かでどっさりの細工物で「素晴らしい」吊るし飾りが出来る。。。はずでした。簡単にはあきらめない性格なんですけど、縮緬細工は私には合っていないのかもしれません。どうも気持ちが萎えるみたいなんです。誰かに手取り足取り教えてもらえばいいんでしょうね。
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何とか大好きな吊るし飾りを手に入れたい。かれこれ20年ほど前でしょうか、デパートで可愛い吊るし飾りを見つけ、お人形用に買いました。離れて見るとなかなかですが、近くで見ると素材は現代ものの化繊の縮緬。本当に「がっかり」です。そこで、少しづつ手作りを足していく「コラボ作戦」に出ました。ミニミニの簡単なものだけです。今年、ほぼ完成形にするために、必死でまとまった個数を制作しました。場違いに卓越したテクニックの「さるぼぼ」も3個入っていますが、これは母の知人作を母からもぎ取りました(笑)。この方センス・技量とも一級の人です。対するわたくしは、もうね、たったこれだけで疲れ果てましたの。ですから、天井からぶら下がるほどの大型のものは、一生無理ってことです。人生もう先がありませんしね。ただこれでも理想に近づけるように努力はしたので、私には宝物で、眺めて嬉しいんですよ。
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今週の土曜日は祝日で仕事も休みなので、博物館の雛人形の展示を見てきます。津軽家に伝わるもので何度も見ていますが、何度見ても好きなものは好きです。いのっちにもまた会えるしね。うちの江戸雛だって負けていませんよ(笑)

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by jeweleyes1984 | 2017-02-06 15:54 | Sewing・Knitting | Trackback

これで完成かな?




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やり過ぎに注意しながら、ドールハットに花を「足したり」「引いたり」、余りもののビーズでお人形のブレスレットを作ったり、冬の夜長を遊んでいます。昔祖母や母が針仕事をしていたのと似ています。持っていても使い道がなかったものに出番が来る事もあるので面白い。洋服は水色とベージュのニットですから、帽子も同じ色合いのほうが合いそうです。人形部屋の棚に飾っていてすっかりわすれていましたが、この子は靴も必要だったことが分かり、気力を振り絞らないといけません。

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そこらへんに落ちていた(笑)ヴィンテージのモアレリボンを後ろに付けました。本当はホ二トンレースの透ける美しさを楽しむべきですがギャザーを寄せた部分がなぜか気に食わず(笑)、悩みつつもその上にリボンを重ねました。せっかく良いレースを使っても、隠れる場合もあり、激しくジレンマ。でも不思議なことに結果の良し悪しは、出来上がったものをセットで着せてみてお人形の顔を見るだけでわかるので、大丈夫(笑)お人形が「えー。。。びみょー」とか、「いいかもー」と教えてくれます。。。。って、単に私が妄想で自問自答してるだけなんですけどね(大笑)

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前のブリムの立ち具合は良い

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ブリムまわりのギャザーが好みではありませんが、切らずにこれ以上は何とも出来ません

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   「嫌なものは見ない」ほうが良いので(笑)幅広リボンで覆い、花も足しました


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by jeweleyes1984 | 2017-02-03 05:46 | Doll Dress | Trackback


◆◇◆アンティーク素材の「救済」に日々奮闘中◆◇◆朽ちかけた布・レース・素材に新たな活躍の場と輝きを!


by jeweleyes1984

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