まるで修行。。。




フレンチアンティークのベッドカバーを今、修理しています。修理の範囲が広すぎて、「捨てればー?」という声がどこからか聞こえて来そうですけど(汗)。フランスの人も、きっとそう思ったでしょうが、この編みの細かさを見たとき、捨てるに忍びないと感じたのしょう、彼女のショップで販売していました。もう一つ、似た様なベッドカバーをご紹介しましたが、その時も、「一体誰がこんな細かい仕事を。。。」と、驚嘆しました。でも、これと並べてみると、それは編みがざっくりしているような(笑)気がするほどの細かさなのです。どうやって編んだのでしょうか?「手編み」って言ってますから、太番手のレース糸を、棒針で編んだようです。この糸の太さを棒針で編むなど、眩暈がしますけど(笑)。説明にも、「鉤針は進みが速いが、棒針はそうはいかない」とありました。

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        もう、裂けまくりですね~(笑)裂けても美しいから立派です。


ショップの画像では、全体を見せていたわけではなかったので、修復の仕事がこれほどだとは、実物を目にするまで、わかりませんでした。「使える部分を、クッションとかに利用できますよー」のような説明で、一瞬、そうするしか無いかな~という気になりました。大きく裂けてしまっていて、針で編み目を手繰り寄せて縫い合わせることが到底無理な箇所が幾つか。そのほか、全体にほつれが一杯。その数200箇所とか、そんなレベルです。ふち編みときたら、もう悲惨な状況。でも、本人(このカバーさんです)は、きっと元のベッドカバーのままで、生まれ変わりたいと思っているはずです。「心の声」が、聞こえたような。

で、四の五の言わず、少しずつ修理を始めました。木綿のレース糸は、健気にも、良く縫い針を捕えてくれて、びっくりするほど綺麗にほつれた箇所を縫い合わせる事が出来ます。絶望→希望に変わった瞬間でした。ただ、ふち編みの部分は、全てカットする予定です。アメリカでフリンジをひたすら検索していたら、ヴィンテージで、理想通りのものがありました。今、日本に向かっております(笑)。しかも、この子(と呼びたい程の愛着)にぴったりの用尺分。8ヤード。補強とキルティングを兼ねて使うレースも、色合い、模様がなかなか合いませんでしたが、手持ちの中から使うものが決まりました。必要量が30メーターとか、半端無いです(汗)。
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修行僧のように、針を持ち、少しずつ黙々と修理しています。本当に、私にとって好きな作業なんだなーと思っています。「いらいらする性格の割に修理は好き」という不思議。禅の修業では、座禅を組み、お経を唱える事だけが修行ではありません。炊事、掃除、洗濯なども、修行です。家庭でも同じで、料理、掃除、裁縫の中にも「悟り」がある。。。と、鈴木大拙さんが仰っていた様な気がします。有難いことです。心を込めて、一心に仕事をする。私が戒めとしないといけないところでもあります。いらいら、気が急くものですから。
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少しずつ、元気を取り戻して来ました~♪レースを使ってミシンキルティングで裏打ちする予定


フランスの人に、「修理(修行かも)始めたよー」と連絡したら、彼女も修理しないといけないものがあるそうで、このベッドカバーの修理が終わったら参考に見せて欲しいとのこと。方針が決まるまでは、あまりの必要作業量に「放心」状態でしたが、一旦決まると力が出るタイプです。果たして、この状態から生まれ変わる事が出来るのか?このブログのテーマにぴったりです(笑)。





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# by jeweleyes1984 | 2014-08-26 12:43 | Sewing・Knitting | Trackback

あけびのかご




あけびのかごはお好きでしょうか?さすがに、10代の子で好きな人がいるとすれば、「渋すぎ」です(笑)。中年以降の、色々バッグも持ってきたけどそろそろ「自然回帰」。だれもが持っている物でなく、ブランド物でもなく、自然の素材を使った、自分だけのものを持ちたいわ。。。と思う年代の人達が、惹かれるものかもしれません。
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いつもの古着屋さんで、この端布を見つけ、全部使いましたが、つぎはぎです。色合いが超ツボ。


私は、それが名産である土地に暮らしていますので、あちこちで、売られていますし、全国的にも有名なお店も近くにあります。また、三内丸山遺跡では、縄文時代の「網代編みポシェット」まで出土しています(笑)。この4月Ellenが来たとき、仕事の合間の休憩時間に、あけび・山ぶどうなどの、バッグの話題で盛り上がりました。Ellenは、山ぶどうの「みだれ編み」に心底惚れ込んでいるようでした。なかなかハンサムです。チャンスがあれば、私も、ひとつ。。。いや、バッグありすぎでしょ。危ない、危ない(笑)。
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さて、私のもっているあけびかご。何の変哲もありません。でも、母の知人作で、母からのプレゼントなので、意味があり、私はこれを使います。地元のご婦人で、「あけびかごが嫌い」という人達の意見を聞くと、とにかく洋服に引っかかる。固くて融通が利かない。。。などが理由。たしかに。それに、お財布などを入れたとき、何だか心配ですよね。それを解消する意味も兼ねて、古布で、飾り布をつけました。内側も、古い羽織を解いて、内張り、ポケットもつけました。飾りは、古いかがり手まり(ツボ)、見通しの良い蓮根、瓢箪の鈴。縫い付けはとても大変でした。どこに針刺していいやら解らず、自分の指に何度も刺しました~(涙)。
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蔓細工のためには、まず、山に分け入って材料を探してくる人が必要です。このごろは、なかなか材料も手に入り難くなっているとの事です。決して洗練されたものではありませんが、このかごを持つと、山の自然に触れているようで、愛おしさ格別。



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# by jeweleyes1984 | 2014-08-25 15:59 | Sewing・Knitting | Trackback

Jumeau Girls のドレス




今私の人形部屋にいるJumeau Girls のドレス・帽子は、全て私がヴィンテージやアンティークの素材で手作りしたものです。大きい子には、アンティークのベビードレスを手直ししたものもあります。
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                           紫のシルクで。
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                アンティークの大人のキャミソールをリメイク。
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  右上のくまちゃんは、Malzo さんから頂いたもの。この子にも、帽子を作ってあげました~♪
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クラッシックなお顔のJumeauです。幾つかの衣装と共に(お約束のコルセットも)、ぴったりサイズのトランクに入っていました。初期のオープンマウスで、米粒ほどの小さな歯がならんでいます。アンティークの、まだカットしていないオーガンジーのドイリー(刺繍済みのもの)生地という、不思議な素材を利用しました。
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この大きなTete Jumeau は、私の人形達の中で、多分一番の衣装持ちです。でも、このアンティークのベビードレスをリメイクしたものを着せたら、他はもう箪笥の中でおっけー(笑)。。。となってしまったほど、良く似合います。このレースの種類は、何でしょうか?Brussels Lace のような、とにかく、糸が細く、あまりに手が込みすぎていて、眩暈がしそうです(笑)。赤ちゃんへの愛情を感じますねー。帽子は古い大人用のものをリメイク。この子は、帽子も、10個以上持っていますが、これが一番似合うので、キャビネットの中でずっとこのセットのままです。靴は、子供用。これまたとても手の込んだものですが、補修が必要でした。靴も数足ありますが、これが一番素敵です。
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# by jeweleyes1984 | 2014-08-22 12:56 | Doll Dress | Trackback

まだまだ夏休みの課題ーその4




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夏休みも終わりましたが、明日、母がお世話になっている介護付きアパートに、帰省中の息子と訪ねる折、プレゼントを持って行く事にしました。去年暮れに、母は息子(私の兄)を亡くしたので、これからの余生を、とにかく「楽しい事で一杯にしてあげたい」と、娘として心に決めています。母の涙を見たとき、「ああ、年老いたこの人を泣かせてはいけない」と思いました。もう高齢で、旅行へもいけませんし、食べたいものといっても、そうたいしてあるわけではありません。疲れるので、長時間の外出も無理です。でも、大好きだったフリーマーケットや、ちょっとしたショッピング、自分の家の様子を見に帰りたい。。。など、行きたい場所もまだあります。お洒落をする元気も。娘がこの夏帰省してみんなで食事に出かけたときは、お洒落をし、きちんとお化粧もして、私達の迎えを待っていました。感激した瞬間でした。女性が、お洒落や、お化粧を全くしなくなったときは、きっとほとんどの事に興味を無くしてしまった時なのでしょう。「欲しいものがある」のは、とても大事な事なのです。この夏休み中に、お気に入りの美容院で、パーマをかけにも連れて行きました。幸い、アパートのすぐ近くなので、母の手を引いて、のどかな田舎道を歩いて行ってきました。パーマをかけて、職員の皆さんに「10歳は若くなりましたよー」と褒めてもらっていました(笑)。

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息子がスリッパを母の為に買ってくれましたので、私がその入れ物を作りました。週2回、デイサービスに通っているのですが、お気に入りのスリッパを持参しているようなのです。前回見たとき、普通のビニール袋に入れていましたので、夏休みの最後の課題として、スリッパ入れを。素材は、古い帯と着物。そして、持ち手には帯締め。和物三人衆(笑)。あとは、ヴィンテージのレース、ブレードなど。レース大好きなひとなので、気に入ってくれるとおもいます。縫った後でひっくり返すと、「センス入れ」のように、あっという間に裏つきで出来上がりです。2時間もかからず出来上がりました。ひっくりかえして、あら、これリバーシブルでもいいんだー。。。と、解りました(笑)。表・洋風、裏・和風。まったく意図せずに、面白いものが出来ました。喜んでくれるといいな~♪ ※

※追記。。。。この後、これにリボンと黒のビーズ飾りをつけて母に渡したところ、あらら、涙ぐまれてしまいました(笑)。使い道が無く、処分しようかと思っていた材料と、手持ちのレースであっという間に出来たんですけど。思わず息子と苦笑。でも、悲しくて泣いたんじゃないから、いいかー(笑)。

有難い事に、きつい母であり、きつい娘であっても、お互い人生の終盤になると、許せる事が多くなってくるものです。アメリカ人のEllenとも話すのですが、何処も、母・娘、嫁・姑の確執は、あまり大差ありませんねー(笑)。
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# by jeweleyes1984 | 2014-08-20 14:32 | Sewing・Knitting | Trackback

Jumeau Girls




質・知名度の高さで、アンティークドールの代名詞のようなジュモードールですが、親子2代にわたり、1800年代後半のフランスに於ける人形生産の最盛期を築いた工房といえます。


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父、Pierre Francoise Jumeau は Louis Desire Beltonと共同で (Belton&Jumeau) 1840年代にパピエマシェの人形をつくり始めました。Beltonが亡くなった後は、1850年代終わりにチャイナドール、そしてそれ以降は、ビスクヘッドのファッションドール、べべドールを生産していきます。1849 年のパリ万博銅メダルを初めとして、1851年ロンドンの世界博覧会でゴールドメダルを取るなど、ジュモーの人形は、「美しさ・優美さ・エレガントさ・質の高さ」を持つとして、高い評価を得ました(納得)。
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ピエールの引退後、1877年に息子Emile Louis Jumeauが工房を引き継ぎ、この頃から幼児体型で、ボディが動かせ、当時流行のドレス、アクセサリーで飾ったべべドールが人気の中心となります。1878年のパリ万博で、ゴールドメダルを取り、その後も、各地の博覧会で次々と賞をもらいます。 1889年には、フランス最高勲章であるレジオン・ドヌール章も与えられています。また、妻のErnestine がデザイン・素材を選び、質の高いドレス・小物類も販売し、ジュモードールが多くの家庭に浸透する一因ともなりました。ただ、1890年代には、フランスのドールメーカーは、価格の安いドイツの人形に市場を奪われ、多くの工房が閉鎖に追い込まれました。最終的にジュモー社が1899年に会社を畳んだ時、ヘッド、ボディ、ドレスなどのストックは、 1950年代後半まで存続したS.F.B.J. (Jumeau社も加わった十数社の統合組織)へと引き継がれたそうです。
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1870年代~1890年代のジュモー工房黄金期には、200人以上の従業員が、年間 100,000 体の人形を生産していたとのことです。確かに数は多いですが、勲章をもらうほどの人ですから、その「質」にはそうとう拘りがあったことでしょう。奥さん監修のドレス・小物類も、見事なセンスです。
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今、日本の私の部屋にいるジュモーのお嬢さんたち(4人です)、このような歴史を持って生まれてきたんですね。。。。生み出したのは、名も無い工員さんたちですけど。
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さて、私も含め、「小公女セーラ」(1888年作)フリークにとって、エミリー人形=良家のお嬢様の寵愛を受ける=ジュモー社製だったのか?という疑問があります。アニメ版では、エミリーは子供服店のディスプレイ用で、「このフランス人形はジュモーが残した最高傑作です」と店の主人が言っていますが、原作をチェックしてみると、エミリーは小さな玩具店で見つけられ、どこの工房製とも書かれていません。ただ、私の記憶通り、原作では「エミリーは買われた後で、採寸の為に子供服の店へ連れて行かれ、セーラと同じ様に、レース、ベルベット、木綿のドレス、帽子やコート、美しいレースのついた下着、手袋、ハンカチ、毛皮などを誂えてもらった」とあります。よかった、よかった。後半、辛い運命がまっているのですが、さすがの忍耐の子セーラも、屋根裏部屋でエミリーに向かって泣きながら「あなたはただのおが屑の詰まった人形じゃない!」と怒りをぶつけます。ほかにも、「おが屑の詰まった手と足」との記述もあり、あらら。。。ビスクドールじゃ無い???なんだか、夢のほうがガラガラと崩れましたけど(笑)、ビスクドールなら、セーラが怒りでエミリーを床に投げ捨てた時、頭は割れてますねー(笑)。手足はコンポジション製(おが屑のようなものを固めたもの)ですから、投げても壊れないと思いますけど。ガラスの目は、ブルーグレイだそうで、うちのテートちゃんと一緒。何だか嬉しいです。私は、これからテートちゃんをエミリーと思う事にします。でも、また「おが屑」がひっかかります。超裕福なセーラのパパが買って持たせるぐらいですから、おが屑タイプのものでは無いはずです。きっと、原作者のバーネットさん、セーラがエミリーを床に投げ捨てるシーンを想定して、おが屑製にしたのかも。原作1888年、テートジュモー製作年1886 – 1899 ですから、私の脳内ではエミリー=「テートジュモー」ということで(笑)。ただ、セーラにとっては、値段では無く、グレードでもなく、「お話を聴いてくれる特別なお人形」が欲しかったのです。
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エミリーの件を確かめる為、原作をAmazonで拾い読みしていましたら、この本、挿絵がターシャ・チューダー。いいですねー。手に入れて、50年ぶりに原作を読んで見ようと思います。ちなみに、アニメ版エミリーは、目をぱちぱちさせていましたので、「最高傑作」の割に瞑り目タイプ??ブーイングが起こりそうです(笑)。原作でこの点につきまして何か触れられていましたら、またご報告いたします。
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床に投げ捨てたりしたら、間違いなくテートちゃん、割れます(汗)



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# by jeweleyes1984 | 2014-08-16 11:00 | Antique Doll | Trackback


◆◇◆アンティーク素材の「救済」に日々奮闘中◆◇◆朽ちかけた布・レース・素材に新たな活躍の場と輝きを!


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