サフイフモノニワタシハ
汁椀です。出来れば津軽塗りの木製のものが良いのですが、普段使いにはあまりにもお値段高すぎ。一時は合成の生地に塗ったものを使ったこともありますが、最近は実用的なものに落ち着きました。汁物大好きファミリーですので出番が多く、ガシガシ洗ったり(笑)、食洗機にも耐えないといけません。今年初め、これまでの根来塗り風のものを、「総取替え」しました。「汁椀好き」ですから(笑)、食器売り場を良くチェックします。新しいものを探しにヨーカドーに行き、珍しく一発で気に入りのものを見つけました。普段使いの汁椀の条件は、
1.安全であること
2.国産であること
3.価格が妥当であること
4.毎日目にするので、デザインが良い事
一応順番が付いていますが、私の場合全て「一番」です(笑)。これは「会津塗り」で、木製だったと思います。価格もまずまず。何しろデザインが良い。模様はさておき、形です。今まで見たことが無い「曲線」かもしれません。黒バージョンと赤バージョンがあり、家族の人数分必要だったのですが、欲しかった黒が2つしかなく、残りを取り寄せてもらいました。日々これを目にし手にすると幸せ一杯なのですが、この曲線が曲者で、「口当たり」が微妙に悪い(大笑)。夫はそれに対しては文句は言いません。車以外「デザインに興味無い人」だからです。私は気になりながらも使っております。これをデザインした方は、きちんと飲み口に唇を当てて確かめてみたのでしょうか?消費者は、デパートの売り場で、まさか口を付けて試しに飲んでみるわけには行きませんよー(笑)。これからは5番目に、「口当たりの良い事」も加えるかもしれません(笑)。これを使うまで、考えても見ませんでしたけど。
でもですね、私はデザイン優先人間なので、これをあっさり許します。不便があっても、それを上回る良さがあれば、それはそれで立派です。機能一辺倒のデザインからは「面白さ・楽しさ・驚き」は生まれません。「遊び」と言いますか、余裕やゆとりのようなものです。シンプル、シンプルと声高に叫ばない、ぎすぎすしない。。。というと、まるで私が変わったデザイン好きのように聞こえそうですが、かなりの「オーソドックス好き」です。でも、変わったものでも柔軟に受け入れる姿勢は持ちたい。。。ということです。今高校・大学生の英語のテキストに、Frank Gehry が出てくるのですが、彼の建築も普通の人には「ぽか~ん。。。」でしょうね。ところが、生徒達に彼の建築の画像をあれこれ見せながら、だんだん好きになっている自分がいて(笑)びっくり。先日NHKのTEDでも、建築家の人が取り上げていました。歴史の中で、好き嫌いの分かれる建築のトレンドは、振り子のように、古典的デザインとモダンデザインを繰り返すらしいのですが、Frank Gehry のビルバオグッゲンハイム美術館だけは、建築家・批評家・一般大衆の全てから好意的に受け止められた唯一の?例だそうです。「我々の時代で最高の建築物」とまで言われ、これが出来てから人口35万の町に毎年100万人の人が来るまでに。魅力的で面白いからです。非日常。彼のデザインは「周りの風景にいっさい溶け込もうとしない」「ひと目見れば彼のデザインとわかる」と言われていますが、これが本当の「ユニーク=唯一無二」という事です。
機能的でなくても、美しいものは美しい。「役に立たない」と切り捨てるのではなく、日々魅力的な物を見つけ出す事に楽しみを感じる、そういう人にわたしはなりたい。。。じゃなく、すっかりなってますねー(笑)。いや、なりすぎか。
by jeweleyes1984
| 2015-10-14 13:07
| Miscellaneous
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by jeweleyes1984
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